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こんにちは。青木です。

 

先日お客様から「和紙畳が良いと友人に聞いたのだけど、どうなの？本当にいいの？」と質問がありました。畳については詳しくないので、疑問を解決するために調べてみました。

そもそも和紙畳があるということも知らない方が多いのではないでしょうか？

 

☆和紙畳のメリット・デメリット☆

 

まずは、イ草畳と和紙畳の違いを説明していきます。

 

～和紙畳とは～

イ草の代わりに和紙を使った畳。

和紙を紙縒り（こより）状にして編み込んで、樹脂コーティングを施したものだそうです。

イ草畳と和紙畳の見た目はほとんど変わりません。しかし、和紙畳はイ草畳では出せない、『洗練された上品な見た目』に仕上がっているそうです。

そして、イ草畳と和紙畳の大きく違う見た目の特徴としては、『豊富なデザイン性』にあります。カラーバリエーションはなんと50種類以上もあるそうです！そんなにカラーバリエーションがあったことは知りませんでした。ビックリです！

畳の色使いから、重量感のある印象を与えたり、逆に和紙特有のやわらかさ、やさしさを演出できたり。色の好みや家のイメージに合わせて柔軟に対応できますね。

続いての違いは、『高い耐久性』が挙げられます。

和紙畳は、和紙を束ねる過程で樹脂コーティングされています。そのため摩擦に強く、汚れがつきにくい構造となっています。イ草の畳で起こりやすかった、ささくれ、色焼けや変色が起こりづらく、長期間傷みにくいまま使うことができます。

イ草畳の寿命は標準的なものなら１５年程度。それに比べて和紙畳は日々の使い方にもよりますが、おおむね２０～４０年と言われているそうです。

 

 

～和紙畳のメリット～

＊長持ちするため、長い目で見るとトータルコストが安い。

・・・メンテナンスはほとんど必要ありません。そのうえ寿命が倍ぐらい長いです。

　

＊カビが発生しにくい

・・・イ草は水分を吸収する性質がありますが、和紙畳は樹脂コーティングされているため水分をはじきます。カビの発生に必要な養分が吸収されにくいため、カビの生えやすい条件でも発生しにくいという特性があります。お手入れの手間が激減します。

 

＊豊富なカラーバリエーション

・・・種類が豊富なので、自分だけのお部屋のコーディネートができます。フローリングが多い現在の建築の雰囲気にも合わせやすく、イ草畳よりもモダンでオシャレな空間に仕上げられます。

 

～和紙畳のデメリット～

＊値段が少し高い

・・・5～１０年位で張り替える一般的なイ草の畳と比べると、やはり価格は高くなる傾向にあります。ただ、和紙畳は２０～４０年そのまま使用できますので、トータルコストで考えたら、金額が高いとは言えないと思います。

 

＊イ草の香りがしない

・・・畳を交換すると、イ草の何とも言えない良い香りがお部屋に漂いますが、和紙畳に香りはなく、無臭です。交換した時のイ草の香りを楽しみたい方には向いていませんね。

 

＊白くなる

・・・例えば車椅子で畳の上を何度も通ったり、お子様が車のおもちゃをこすって遊んだりすると、強い擦れにより畳が削れて白くなっていきます。しかし、イ草よりは耐久性があります。イ草の場合は同じような擦れでは破れてしまうことがほとんどです。和紙畳はそれだけ耐久性が高い証拠と言えます。

 

以上が和紙畳のメリット・デメリットのまとめです。

私も色々と勉強になりました。

今後お客様から畳の表替えのご依頼があれば、和紙畳のメリットとデメリットをお伝えし、商品のご提案をさせていただこうと思います。

田辺市の工務店A-style株式会社は現状に満足せず、常にお客様を思い、満足度ではどこの工務店にも負けない工務店へと成長できるよう、社員一人一人がスキルアップしていけたらと思っています。お気軽にご相談ください。