田辺市で新築住宅、マイホーム、リフォームリノベーションをお考えの方はA-style株式会社まで/工務店大工作業風景

こんにちは

和歌山県田辺市の工務店 A-style株式会社の酒井です。

新築注文住宅、リフォーム・リノベーション工事は“エースタイル”にお任せください！

 

あっという間に梅雨が明けました！！！

ジャネの法則、日々恐ろしく感じています

 

 

 

加工風景をご紹介します。

丸太のカット、加工をしてみました。

 

旅館や施設などの柱に使用されるケースがあります！

新築のお家にも和室の床柱、リビングの大黒柱等に、丸太を選ばれるお客様もおられます。

絞り丸太、磨き丸太などがあるそうです。

 

今回、注目していただきたいのは、丸太の一部に割れ目がある点です。

これは不良品ではなく、意図的に割れ目を作っています！

これを「背割り（せわり）」といいます。

（初めて、この割れ目を見つけたときは不良品かと思いました笑）

大きな四角の大黒柱などにも同じ割れ目があります。

 

木は天然乾燥させると、組織が収縮して木の表面から割れが発生することがあります。これを「背割れ（せわれ）」と呼びます。背割りと背割れ、似ているけど同じではないですよね

 

さらに年輪の中でも、やわらかい夏目が特に縮もうと作用するよ。と大工さんに教えていただきました。木の一番弱いところが割れやすい場合、割れた位置が良く人目につく方向だと嫌ですよね、、！

木材は節がない面が、多ければ多いほど高額になります。

節の多少で価値が変わります。

ちなみに割れ目は、金銭的な価値が低い面に設けます。

 

 

あらかじめ木の中心まで縦に一カ所、ノコ目を入れて割れる位置を確定しておくことで、その部分が乾燥とともに割れが大きく開いていきます。割れを一カ所に集中させることがポイントです！

 

腹（正面）が綺麗な面で、背割りが入っている面は基本的に背中（裏）部分になります。背中の面を割るから「背割り」という風に覚えました！魚の背筋を切り開くことも背割りというみたいですね！

 

せっかくの高額な木材が台無しになってしまわないような工夫です

一緒に写っている細長い三角は、楔（くさび）です。

広がった背割りを埋めたい場合、この楔を作ります。

試しに１０cmほどの楔を鉋（かんな）で削りながら作りましたが、微調整が大変でした！